飼い愛猫の死…。 急に暗いトンネルに入り永遠に抜け出せない気がするくらい辛い悲しい経験をされている方へ、お伝えしたいリアル・ストーリーがあります。
これは実際、愛猫が亡くなって間もない頃、娘さんに保護猫施設に連れて行かれ、亡くなった猫にそっくりな子猫をすぐに飼うことになったアメリカ人の女性の話です。
もちろん彼女はまだなくなったばかりの愛猫のことで頭がいっぱいで、新しい猫を迎え入れる気はなく、天国の愛猫にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
でも実際に行ってみると、施設内は虐待・放置された子猫たちで溢れかえっていました。
その中から、愛猫にそっくりな子猫を見つけ、そのやせて不憫な体に触れているうちに愛猫との思い出がよみがえり、気づくとその子猫と一緒に“帰りたい”という気持ちになっていたのです。
彼女はこう言っています。
「その夜私は、『ベイビー』と一緒に寝ました。ベイビーはフィフィ(天国の愛猫)が生前いつも眠っていた位置で眠り、私は一晩中ずっとキスをして話しかけていました。あんなに大きなグルグル喉を鳴らす音は聞いたことがありません!フィフィの代わりになることは一生ない、でもこの愛らしい大切な『ベイビー』を愛していきます」
彼女は、ペット・ロスで悲しんでいる飼い主たちのために、グリーフケアセンターを立ち上げ、活動しています。
参考ウェブ: {+}https://www.rainbowsbridge.com/stories/Brancato-TheLossofaCatFiFi-4705.htm
日本でも、ペットのグリーフケアに全力で向き合っている女性がいます。
虹の橋を渡って天国に行った動物と話せるアニマルコミュニケーター岩津さんが、天国の愛猫たちが飼い主たちへ一番伝えたがっていることを著書の中で教えてくれています。
「命は儚くなんかない。命はいつも”ある”んだ。僕たちはいつも君たちと共にあるし何より君たち人間が大好きなんだ。いつも側にいる。これは確かなこと。いつもありがとうね」
亡くなった事実に焦点を当てるのではなく、愛猫と共に過ごした時間そのものを受け入れ、ありがとうの温かい涙を流した瞬間から、愛ネコの命はあなたの中に宿り、心の中で生き続けられるのです。
彼女のブログに、こんな一説がありました。
「愛猫を亡くした方がアニマルコミュニケーションに来られると、『がんばって悲しみを乗り越えようとはしてるんですが......』とよく言われます。
悲しみや死は、乗り越えようとするから苦しくて仕方ないのかもしれません。
悲しみを背負って山を登り、その山(愛猫そのもの)を感じることはできるでしょうか?
山の美しさやそこにある命を目にし、様々な音や匂い(愛猫との思い出)に気付けるでしょうか?
目を開けて登り、山のすべてを満喫するのが山登りだと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
愛猫の死、そこで時間が止まっている方へ。
どうか死を乗り越えようとがんばらないでください。
そして「死そこだけ」を見るのではなく、亡くした愛猫の一生を見て下さい。
その一生をかけてあなたの元へやって来てくれた命そのものを感じて下さい」
彼女の書籍はこちら↓
飼い愛猫が亡くなってからすぐできること。
それは、飼い主の私たちが優しい気持ちで笑顔になって旅立った愛猫を心に宿し、そして次の命をつないでいくことなのではないでしょうか?
By.アニマル・コミュニケーター岩津さん: {+}https://www.nekobu.com/blog/2017/04/post-1279.html
著:Kiyoka
© 2017-2020 Cat Therapist Association.